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全てを敵に回した男

年末のお休みに入って、夜長の時間ができたので、ワールドでいろんな試合を見返しています。

過去の内藤さんの試合を見るには、見るこちらにも、相当の心構えが必要となる。

今の会場人気とは、天地の差。

2015のG1。先程見たのは真壁戦、名古屋。

入場から、ブーイングが飛び交い、着脱の場面では、帰れコール。

まるで会場全てが敵となり、内藤さん一人に突き刺さっているような空気感。この真ん中にただひとり立つ男。味方についてくれるセコンドもいない。解説者たちも批判ばかり。

そう多くはないプロレス経験ではあるけれど、かつて、ここまで孤立無縁のシチュエーションのなかで闘った男がいたのだろうか?

これほどまでの覚悟を示した男がいたのだろうか?よくnwoと比較されているようだけど、私はその頃を知らないので語れない。蝶野さんがヒールターンしたときには、リアルタイムで見ていたけれど、最初から仲間がいたんじゃなかったかしら。少なくとも、見ていた私にこんな心の痛みを感じさせるものでは、なかった。

 

たぶん多くの人にも、こんな風に周りが敵だらけに思えて、それにおののきながらも立ち向かった経験あったりしませんか。仲間うちで誤解されたり、家族から非難されたりしたなかで、心が震えながらも主張したり。

私にも何度かそんな経験があって、もう昔のことなのでいきさつも何も覚えてはいないのだけど、その時の心の震えや痛みだけが残っていて。この頃の内藤さんを見ていると、心が共鳴するのです。

そして内藤さんの覚悟と凄みが伝わってくるのです。この一人で闘った時間があったからこその今の内藤さんの人気があるのだと、私は思っています。今だけを見ていれば、仲間がたくさんいて楽しそうに思えるのでしょうが、決してそれだけではないのです。

よく内藤さんをdisっている方は、もう一度、この頃の内藤哲也の姿を見て想像してみればいい。あのリングの真ん中にたった一人で立って、ブーイングを浴びる自分の姿を。自分はそれに耐え得る自信があるのかを。

 

 

 

      (これは勝手な想像にはなるけれど、)

でも、この日本ではたった一人の内藤さんだったけれど、その胸にはメキシコの仲間達を抱き、いつかヒロムくんが帰り共に闘える日がくることを想い、決して一人ではなかったんだなと、そんな風にあの日々を乗り越えられたのかなぁと今は思っています。

 

また、表向きは批判していたり、敵対していても裏で支えてくれた先輩や後輩もなかにはいたのでしょうね。いつかもっとずっと先でいいから、そんな話しを聞いて見たいな。

 

 

 

 

 

 

そして、先程の真壁戦、名古屋でも、内藤さんを応援する方々の声も聞こえてきます。

内藤、自由にやれー、内藤、いいぞーって。

昔からずっと応援しているファンの方々もちゃんといらっしゃるじゃないですか。

あの頃の胸の痛みはなかなか消えてはくれないでしょうが、大丈夫。ちゃんと時間とともに薄れていきますから。そして、あんな経験をした心は、それだけ硬くなってもう簡単には傷つかない強さを持ったはずだから。

 

 

そして、あの頃の内藤さんの姿を思うと、自分も何かに立ち向かえる勇気が湧いてくるのです。。。

 

 

でも、今はなんとハポンが5人になりましたね。寄せ集めなんかじゃなくて、それぞれに縁の繋がった方達の集合体。

五人揃った姿は圧巻です。

ちゃんと見ていれば、すぐにわかる。

内藤さんのメンバーに対するリスペクト。

ちゃんと一人ずつ、立たせ、任せるところ。

自分だけが美味しいところを頂こうなんてところは、みじんも見えない。

皆が活躍してる。チーム戦では率先してヤラレ役を担い、皆に見せ場を作ってる。

 

真壁さんとの試合を見てて、思ったのですが、

内藤さんより先に行った方々は、もちろん内藤さんだけじゃなく後輩たちが、負け役となったからこそ活躍出来る時代があった訳で。もちろんその前の時代もその繰り返しではあったのだろうけど。内藤さんのヤラレっぷりを見ていると、この受けでどれだけのレスラーにいい思いをさせて来たのかと思う。そのために内藤は弱いとたたかれたんじゃないないのかと。

それならば、今の先輩方はそれに習って、身の処し方を考えたらどうなのかと思う。もう充分、いい時代を過ごしたんじゃないですか。

内藤さんは、今だってジュースやフィンレー、ヘナーレの技にさえも、しっかりリアクションして引き立たせてる。先輩づらなんかして構えてない。それがプロレスだと捉えてるし、次世代を育ててるんだよ。

ロスインゴは、皆そうだ。

 

昔ながらのプロレス好きは、ただ強そうに振る舞うレスラーを讃える傾向があるように思えるけれど、昨今のプロレスを解ってる方々は、そういうところもちゃんと見て応援しているのだと思う。そろそろ解説も雑誌も考え方をあらためたらどうかと思います。古い方々に合わせてると未来につながりませんよ。世代交代して下さい。グッズを買ったりお金を落とすのは、誰なのかしっかり分析してみればいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、私は柴田さんを評価しない。

相手の良さを引き出すレスラーではないから。

自分本位な自分のためのプロレス。

それは、コメントからも読み取れるし、

仲間内でこの方を慕ってる人はいるのかしら?

昔のプロレス好きのニーズがあるから

存在価値は高いとは思いますが、あまりメインには出て来て欲しくないなと思っています。

 

 

 

 

 

 

長くなりました。最後までお読みくださった方がいらっしゃいましたら、お付き合い下さってありがとうございました。